「Ebbing House-僕たちだけではない、彼方へ-」劇場日程変更のお知らせ
「Ebbing House-僕たちだけではない、彼方へ-」劇場日程変更のお知らせ
【4/7緊急事態宣言を受けて】
2020年4月7日に緊急事態宣言が政府から5/6までの期限で発令され、我々が想定していた公演時期(5/1~5/5)が丸々入ってしまっている状況となり、団体内で「Ebbing House-僕たちだけではない、彼方へ–」の制作協議・検討を早急に進めてきました。
もともと、このプロジェクトはどのような形でも必ずゴールデンウィークに作品をお客様に届ける。旧作ではなく、今この時に必死に作った新しい作品を、物語を届けるというコンセプトでスタートした企画です。
そして、そうした形で作った作品の収益を、できるならば国や自治体よりも早く、今まさに困窮している人々のもとへわずかな金額でも確実に届ける。そう願って進めている企画です。
【オリジナルボイスドラマ制作は確定。5月4日に配信にてお届けします】
協議の結果、わたしたちクーチが決断したのは、当初予定していた5/4配信公演日に合わせ、まず先行して映像付オリジナルボイスドラマをお届けするということ。
そして劇場シアターブラッツと再度交渉し、劇場日程を5/20-5/24に日程変更しました。
なぜ劇場の日程を変更する必要があったかといえば、緊急事態宣言下での劇場日程では、劇場公演はおろか、配信公演の可能性も限りなく低い状態とならざるを得なかったからです。
【劇場日程は5/20-5/24に変更となりました】
みなさまに「無理な決行をしない。お客様はもちろん出演者・関係者を絶対に危険に晒さない。この国が決めたルールを守りぬく。そして、そのような状況下でも絶対にみなさんに寄り添い、助けを求めている人々に手を差し伸べられる存在になる」ことをお約束した以上、緊急宣言下では、わたしたちは密集した顔合わせや稽古等は絶対に行いません。
公共交通機関等を使う移動も自主的に自粛し、しっかりと自宅待機のもと、制作準備を各々遠隔テレワークにて日々進めています。ですので、ボイスドラマのための顔合わせや収録などももちろん全て遠隔で行う予定です。
作品の形が変容していく方法でのプロジェクトと事前に説明をしているとはいえ、このような緊急事態宣言下で、ほぼ実現不可能な”公演”を謳いながらチケットを発売し、結果ボイスドラマを届けることになるよりも、日程をずらして、確実に届けるボイスドラマと、そしてできうる限りの”公演”開催の可能性を残した形での制作を続けていくことこそが、お客様に対する誠意になるのではと判断しました。
あらゆる困難が降りかかり、我々のプロジェクトも日々苦しみの中進んでいます。ですが、それはきっとみなさまも同じはず。みなさまにしっかりと作品を届けられるよう、下を向かずにこれから1ヶ月間の日々をさらなる努力で邁進していきたいと思います(家にはしっかりいますよ)。
【配信公演日は5月24日に】
劇場日程を変更したことにより、配信公演予定日を緊急事態宣言の期限外である5/24に設定しました。緊急事態宣言の期間が伸びないかぎり、もしくは伸びたとしても劇場に関係者が撮影として入れる可能性がより高いであろう時期を想定しました。さらに、来月5月15日の段階でお客様を劇場に迎え入れられる状態だと判断した場合(緊急事態宣言が解除され、大劇場や映画館(シネコンなど)が通常通り営業再開されている場合)は、劇場公演も行いたいと考えております。
【チケット発売日は4月15日(予定)】
チケット発売日は4月15日(予定)となっております。このような生活の中、エンターテイメントに金銭を消費することにはたくさんの議論があるかもしれません。ですがどうぞ、みなさまがチケットを購入したことによって手を差し伸べられ助けられる誰かを想像していただけたらと思っております。そのお礼に、僕らはささやかながら、めいっぱいの魂を込めた素敵な作品をみなさまに届けられたら幸いです。
日程の変更に迅速に対応していただいた新宿シアターブラッツ関係者各位、そして出演が決まっているキャスト各位、このプロジェクトに関わる関係者各位にこの場を借りて、心より御礼申し上げます。
「僕たちは、いわばタイタニックにおける音楽隊。
楽器があるのなら、弾けばいい」
みなさまに僕たちの作品が、「ボイスドラマ」だけでなく、よりたくさんの形で届けられることを願って。
2020/4/9 クーチメンバー一同より